プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは25日、神奈川県の横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズ(東地区)と今季第22戦を行い、81―79で競り勝った。連勝を9に伸ばして19勝3敗となり、西地区首位のまま。第4クオーター(Q)まで一進一退の攻防が続いたが、残り約2分から8連続得点を挙げたキングスが逃げ切った。次戦は26日午後2時5分から、同会場で横浜と対戦する。
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7点リードで迎えた最終第4Q、キングスはすぐに追い付かれ、そこから一進一退の攻防が続いた。試合を動かしたのは、第3Qまで5本の3点弾を全て外していた岸本隆一だ。残り約2分、並里成からスリーポイントライン外側で受けたパスを正面から決めて勝負所で2点のリードを奪う。
横浜はタイムアウトを取って流れを切ろうとするが、キングスの勢いは止まらない。アレン・ダーラムの2本のフリースローを挟み、再び岸本が右サイドでボールをもらう。小寺ハミルトンゲイリーのスクリーンを使って相手守備のずれをつくると、すかさず3点弾を放ち、またもゴールを射抜いてチームで8連続得点。残り10秒で1点差まで詰め寄られたが、最後までリードを保った。
「スペーシングが良くない時もあった。その修正と、シューターにしっかりシュートを打たせる必要があった」と前半のできを振り返った桶谷大HC。試合中に課題を改善し、最終盤の岸本の連続3点弾につなげた。
熱戦となったクリスマスゲーム。いずれもチームトップの26得点、12リバウンドで勝利に大きく貢献したドウェイン・エバンスは「大接戦で苦しい展開だったけど、素晴らしい仲間に恵まれて勝つことができた」と振り返り、画面越しのファンに向けて「メリークリスマス」と笑顔を向けた。
(長嶺真輝)
▽Bリーグ1部(横浜国際プール、2361人)
キングス 19勝3敗
81―79(15―18,29―24,20―15,17―22)
横浜BC 7勝15敗
稚拙な攻撃を反省
桶谷大HC(キングス)の話 出だしはスクリーンを使った攻撃に対する守備がずさんで、自分たちの流れがきてからも稚拙な攻撃が続くなど、反省が多い試合だった。思ったプランはできなかったけど、勝ちきることができて良かった。