西原東(女子)優勝 「リベンジしたかった」山城・川平組が奮闘 県中学新人卓球選手権


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 卓球の2021年度県中学校新人選手権大会兼第23回全国中学選抜大会県予選が25日、那覇市の県立武道館メインアリーナで開幕した。女子団体は西原東が名護を3―1で破り頂点に立った。男子個人戦シングルスは6回戦まで行われ、8強が決まった。優勝した女子西原東は3月に愛媛県で行われる全国中学選抜卓球大会へ、団体ベスト4のチームは4月に熊本県で行われる九州中学選抜卓球大会にそれぞれ推薦・派遣される。大会最終日の26日は男女のシングルス決勝、男子の団体決勝が行われる。


山城・川平組、レシーブで奮闘 「リベンジしたかった」
 

女子団体決勝 落ち着いて返球する西原東の川平歩乃花(右)とペアの山城美優=25日、那覇市の県立武道館(大城直也撮影)

 決勝戦。「絶対にリベンジをしたかった」というダブルスの山城美優・川平歩乃花ペアが優勝を決め、チームが喜びに沸いた。団体ベスト8リーグ戦で敗れた名護を相手に雪辱を果たし、栄冠をつかんだ。

 唯一のダブルス、山城と川平はラリーを制して2セットを先取した。3セット目は落としたが、4セット目を11―8で取り返して勝利した。川平は「リーグ戦で名護に負けた時は緊張で手足が思うように動かなかったが、他のチームに勝っていく中でほぐれてきた。息が合って勝てた」と振り返った。

 対戦は複数の試合が同時に進行。シングルス勢も奮闘した。唯一の1年生、西倉叶子が早々にストレート勝ちを収めチームに勢いを与えた。

 4日に行われた全九州選手権大会県予選では団体5位。今大会は「最低でもベスト4」(井出愛子コーチ)と目標を定め、約3週間練習に打ち込んだ。ダブルスを「団体戦の要」として、山城と川平はレシーブを特訓。「相手のチャンスボールを確実に取れるようにしてきた」(山城)と胸を張る。

 全国や九州大会ではさらなる高みへ。川平は「ダブルスが勝つことで、団体戦での勝利につなげていきたい」と前を見据えた。

 (塚崎昇平)