幼い頃から釣りを始めた金城五蕗さん(20)は、最近はルアーを中心に釣りを楽しんでいる。12月21日も、マンビカーを狙って友人と2人で真栄田に釣りに出掛けた。午前8時ごろから釣りを始め、午前11時に金城さんのルアーに大物がヒット。ものすごい勢いでラインが引き出された。
あまりにすごい勢いから、掛かったのはサメかと思ったが、すぐにその正体が分かった。水面をジャンプしながら逃げる魚はカジキと知って、マンビカー狙いのタックルで釣り上げることができるかと心配したが、100メートルほど走ったところで止まった。
最初の走りでグロッキーになったのか、その後は大きな抵抗もせず、リールごり巻きで10分ほどで寄せることに成功。友人と周りにいた釣り人と協力して磯に釣り上げたのは29キロのバショーカジキだった。
奥の名船「海姫」船長の仲村直さん。仕事が遊漁船の船長で、趣味が魚釣りという釣り好き。彼の6歳になる息子の仲村海くんも、父親の影響からか海や釣りが大好き。26日は家族で安田の河口に魚釣りに出掛けた。しばらくすると海君のウキが沈み、竿(さお)が大きく曲がった。必死に竿を持ってリールを巻く海くん。家族が見守る中、必死にやり取りをして釣れたのは46センチのチヌ(ミナミクロダイ)。6歳にして大人顔負けの良型チヌを釣った海君の今後が楽しみだ。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)