夢のアイスクリームとは? 中学生が英語で提案 ブルーシールと連携し授業


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英語劇で健康に配慮した「島野菜ミックスアイス」を提案する開邦中2年1組の生徒ら=20日、同校

 開邦中2年生約80人が20日、英語の授業の一環として浦添市のブルーシール本店とオンラインをつなぎ、自らが考える夢のアイスクリームについて英語で発表した。紙を見たり丸暗記した英文を発表するのではなく、伝わりやすい単語や表現をその場で考えながら、流ちょうな英語を披露。提案したアイスは、ちんすこうや島ニンジンなど、県産品の良さを生かした商品提案になっていて、ブルーシール社員からは「味やコンセプトがよく伝わった」と驚きの声が上がった。

 1組のグループは、食べ過ぎで太ってしまった友人に健康的なアイスを紹介するというストーリーで「島野菜ミックスアイス」を考案した。アイスのコーンにはヨモギを練り込み、パパイヤや島ニンジン味などのアイスを提案、観光客に島野菜の魅力を伝えることもできるとアピールした。

 2組では、ちんすこうの味と食感を楽しめるアイスなどの提案があった。

 1組の惣慶一輝さん(13)は「相手に伝わるように、かみ砕いた表現を考えるのが大変だった」と話し、「何か一つでも、本当に商品化されたらうれしい」と期待を込めた。

 2組の一瀬仁智さん(14)は「日本語と同じで、言葉にはいろんな表現の仕方がある。調べた単語が相手に伝わる単語なのかどうか、よく考えることができた」と、英語の楽しみ方に気付けたと話した。

 (嘉数陽)