2022年は選挙イヤー 那覇市長選どうなる? 城間氏3期目の行方に注目


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那覇市役所

 2022年は県知事選を筆頭に、国政は3年に一度の参院選があり、7市、11町村で首長選挙、30市町村で議会議員選挙が実施される統一地方選が重なる「選挙イヤー」だ。名護市辺野古の新基地建設を巡る県と政府の対立構図が続く中、最大の政治決戦となる知事選に向けて政治的な動きは活発化している。復帰50年の節目を迎え、新たな沖縄づくりのかじ取り役を県民は誰に託すのか。その行方が注目される。

 

右から城間幹子氏、知念覚氏、奥間亮氏、新垣淑豊氏、西銘啓史郎氏、上里直司氏

 那覇市は城間幹子市長(70)が11月15日に任期を迎える。「オール沖縄」の支援を受ける城間氏が、3期目を目指すかどうかに注目が集まる。引退する場合は、後継者として知念覚副市長(58)に期待する声がある。

 野党側は前回に続き、自民・公明両党が選挙協力を組み、対立候補を立てる見通しだ。選考はこれからだが、奥間亮市議(35)や新垣淑豊県議(46)、西銘啓史郎県議(63)らの名前が挙がりそうだ。

 一方、現市政に野党的立場を取る無所属の上里直司市議(48)も出馬に意欲を示している。医療界から候補者擁立を目指す動きもある。

 故翁長雄志氏が那覇市長を辞職して知事選に出馬した2014年以降、各陣営は市長選と知事選をセットに、県都の支持拡大に取り組む戦術をとってきた。知事選までに、市長選候補の顔ぶれが固まるかどうかも焦点となる。
 (伊佐尚記)