自宅放火疑いの高1逮捕 那覇市内でアパート火災 搬送の21歳姉死亡


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 12月31日早朝に沖縄県那覇市安謝のアパート地下で起きた火災で、那覇署は同日、部屋に火を付けたとして住民の高校1年生の男子生徒(16)を、現住建造物等放火の疑いで緊急逮捕した。男子生徒は「火を付けたことに間違いない」と容疑を認めている。

 男子生徒は、火災で救急搬送された清掃作業員の女性(21)の弟。搬送後、女性は病院で死亡した。署は放火の動機について捜査している。

 逮捕容疑は12月31日午前6時20分ごろ、アパートの一室でガスコンロを使い、室内にあるものに火を付けて放火した疑い。那覇署によると、亡くなった女性は3人きょうだいの長女で、逮捕された男子生徒は次男。火災発生時、部屋にはきょうだい3人がいたという。女性は心肺停止の状態で緊急搬送されたが、12月31日午後2時23分に病院で死亡した。那覇署は1日、男子生徒を現住建造物等放火容疑で那覇地検に送致した。