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2022年は県知事選を筆頭に、国政は3年に一度の参院選があり、7市、11町村で首長選挙、30市町村で議会議員選挙が実施される統一地方選が重なる「選挙イヤー」だ。名護市辺野古の新基地建設を巡る県と政府の対立構図が続く中、最大の政治決戦となる知事選に向けて政治的な動きは活発化している。復帰50年の節目を迎え、新たな沖縄づくりのかじ取り役を県民は誰に託すのか。その行方が注目される。
豊見城市は山川仁市長(47)が11月7日に任期を迎えるのに伴い、市長選が実施される。山川氏は前回市長選で玉城デニー知事ら「オール沖縄」の支援を受けた。2期目を目指す意向についてまだ明言はしていないものの、給食費無償化など道半ばの公約もあり、再選出馬は既定路線とみられる。
立候補の意思を固めれば、市議会2月定例会にも表明する見通し。
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一方、市政奪還を狙う自民、公明の野党は、水面下で候補者の人選を検討している。関係者からは、市議会議長の外間剛氏(57)や徳元次人氏(40)、大田善裕氏(41)の現職野党市議を推す声がある。市職員OBや民間団体から擁立を模索する動きもある。
山川氏に敗れた前回は保守系候補が分裂したことを踏まえ、候補者の一本化に向けて慎重に選考を進める考えだ。
(照屋大哲)