夢与えられる選手に 平良投手に石垣市民栄誉章


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平良海馬投手

 【石垣】石垣市は5日、昨年の東京五輪野球で、金メダルを獲得した市出身の平良海馬投手(西武)に市民栄誉章を授与した。市出身者初の五輪金メダリストとなったことや、昨季、プロ野球記録となる開幕から39試合連続無失点をマークするなどの活躍を見せたことなどが理由という。

石垣市民栄誉章を受章した石垣市出身で、プロ野球西武の平良海馬投手=5日、石垣市役所

 自主トレで帰省中の平良投手は5日、市役所での授与式に出席し、中山義隆市長らと懇談した。

 中山市長は「これからさらに日本を代表する選手になってほしい」と激励。市教育委員会の石垣安志教育長が「実際に会うとスマートだ」と話すと、平良投手は「石垣島のおいしい物を食べて体を大きくします」と笑いを誘った。

 授与式後、報道陣の取材に応じた平良投手は「たくさんの人に出迎えられ、うれしかった。子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と市民へ感謝していた。

 市によると、市民栄誉章を受章したのは、平良投手で7人目になるという。 (西銘研志郎、写真も)