サンエー、5期ぶり増収増益 営業収益は過去最高に 第3四半期


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は5日、2022年2月期第3四半期(21年3月~11月)の連結決算を発表した。売上高とテナント収入などを合わせた営業収益は前年同期比0.5%増の1521億800万円で、第3四半期としては過去最高を更新した。経常利益は同3.8%増の72億7100万円、純利益は同6.3%増の48億1千万円で、経常利益ベースで5期ぶりの増収増益だった。

 8月の中間決算では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う県の休業.時短営業要請に応じたことで会社設立以来初の減収だったが、10月に緊急事態宣言が解除された後、県民の外出が増加したことで衣料品や外食の需要が伸び、増収に転じた。

 営業利益は、中間決算までコロナ禍で利益率の高い衣料品や外食が抑えられていたことで同8.0%減の61億2400万円と減少したが、外食店舗の時短営業に対する協力金が営業外収益として計上されたことなどで、経常利益と純利益は増益となった。通期の業績予想については修正していない。
 (沖田有吾)