初釣りで36キロカスリハタ


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3日、奥沖で130センチ・36キロのカスリハタを釣った齊木雄さん(海姫)

 カスリハタは和歌山県以南のサンゴ礁域に生息するが、沖縄では釣り上げた実績が非常に少ない。体色は灰色で大きな黒斑があり、かすり模様に似ていることが名前の由来だ。

 3年ほど前から釣りを始めた神奈川県在住の齊木雄さんは、大物を求め沖縄に通う“大物釣師”。年明け3日も沖縄の釣り仲間3人と奥漁港の「海姫」で初釣りに出掛けた。朝に5キロぐらいのカンパチが釣れた後は、アタリのないまま午後3時になった。水深120メートルのポイントを流していると、齊木さんにアーラミーバイらしきアタリがあったが針掛かりしなかった。

 そこで船をアタリがあったポイントに戻し、ここ一番の勝負時に使おうといけすに残しておいた50センチのツムブリを餌に仕掛けを落とした。海底から3メートル巻き上げたところで待っていると、いきなり竿(ざお)が引き込まれた。きつめにドラグを閉めたリールから5メートルほどラインが引き出されたが、糸が出るのをスプールを手で押さえて止めると、強引にリールを巻いた。

 5分ほどで海面に浮いたのは130センチ、36キロのカスリハタ。釣った本人以上に喜んだのは海姫の仲村船長。めったに釣れない魚種なので、美ら海水族館に連絡し、引き取ってもらった。飼育に成功したら、近い将来、一般に公開されることになるかもしれない。海姫(電話)090(9784)0775。

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

 

1日、泡瀬海岸で65センチ・3.87キロのタマンを釣った當銘由和さん
1日、楚洲海岸で130センチ・38.1キロのアーラミーバイを釣った池原将貴さん

16日、ハンビー海岸で47.2センチ・1.8キロ、42センチ・1.2キロ、32.4センチ・0.52キロのカーエーを釣った辺士名朝裕さん
12月29日、読谷海岸で66センチ・4.8キロのタマンを釣った上原哲三さん

2日、伊計島沖のカヤックフィッシングで86.7センチ・9.26キロのカースビーを釣った田原雄次さん(チームOPA)
1月3日、津堅島沖で2キロから5キロのカツオやマグロ、ツムブリやマンビカー、シルイユーなどを釣った後列左から荻堂晢さん嘉陽直志さん、前列左から知念克治さん、仲村渠房人さん、崎浜秀智さん(若潮丸)

12月27日、西崎海岸で45センチ・1.61キロのチヌを釣った米蔵守さん
27日、南城市海岸で3.36キロのアオリイカを釣った平良英雄さん

12月29日、赤野一文字で61センチ・3.63キロのクルバニーアカジンを釣った国吉龍海さん(チームたかみつ8)
1月3日、那覇海岸で47.5センチ・1.84キロのチヌを釣った中村優希さん