「早く収まって」「みんなで授業したい」 沖縄の県立学校で分散登校始まる


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分散登校が始まり、校舎に向かう南風原高校の生徒ら=7日午前、同校

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて県立学校で7日、分散登校が始まった。南風原高校では午前8時ごろから生徒が登校したが、人影はまばらだった。

 同校は1学級につき半数の生徒が登校し、残りは自宅からオンラインで授業に参加。ネット環境がない場合などは登校可能。松原芳和教頭(56)は「2021年にも分散登校を経験しており冷静に対応できた。オンライン学習は教職員が研修を受けるなど準備してきた。できる感染対策を徹底して、学びの保障につなげたい」と前を見据えた。

 2年の女子生徒(16)は「クラスが半分になるのは寂しい。感染対策をしっかりやって、みんなで登校できるようにしたい」と話した。1年の男子生徒(16)は「これまでいろいろな行事が中止になった。早く収まってほしい」と願った。オンライン授業に対して「先生と一対一で学ぶ感覚があり、質問がしやすい」との声も上がっているという。
 (名嘉一心)