【知事一問一答】まん延防止で酒類提供容認「対策強化は十分考えられる」


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県の感染防止対策について、記者の質問に答える玉城デニー知事(左)=7日、県庁(代表撮影)

 まん延防止等重点措置への移行決定を受けた玉城デニー沖縄県知事の7日の会見で、記者団とのやりとりは以下の通り。

    ◇    ◇    ◇

 ―緊急事態宣言へはどの段階で踏み込むのか。

 「(県の警戒レベルが)レベル3に移行する可能性があるいうことが、大きな判断の目安になる。レベル3になってからということではなくて、それを予測した対応については十分協議する」

 ―現在の医療体制をどう見ているのか。

 「病院によってはコロナ感染症患者を受け入れるために診療を休止している。刻々と厳しくなると懸念している」

 ―認証店は酒類提供が可能というのは、甘いという批判がある。感染状況によっては認証店でも酒類停止に踏み切るか。

 「感染症対策経済団体会議からの意見も聴取した上で、県が総合的に判断した。対策強化は十分考えられる」

 ―ワクチン接種率が全国一低いと指摘される。

 「県の取り組みもあるが、接種主体は市町村だ。市町村でも積極的に呼びかけていただきたい」

 ―米軍でも254人の感染が確認された。

 「米軍の方でもまだ感染拡大が止まっていない。より強い対処を米側にも求めていきたい」

 ―日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、日本側から米軍に対する感染対策の強化を伝えるとあった。

 「日本から米国に対する非常に大きな意思表示になる。求めるべきことは求めるということは明確にした方がいい」
 (梅田正覚)