プロ野球沖縄キャンプ無観客も NPB「自治体判断に従う」


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 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は7日、沖縄県への「まん延防止等重点措置」適用が決まったことを受け、2月に同県で行うプロ野球の春季キャンプについて「態勢を変えなければいけない時は速やかに変える」と、無観客に変更する可能性に言及した。

 昨年のキャンプは感染拡大で無観客を強いられ、今年は2年ぶりにファンを受け入れる準備を進めてきた。井原事務局長は「行政の取り決めが変更にならない限りは、その旗(観客を入れること)を降ろさない」としながらも「大前提は自治体の判断」と県の方針に従うことを強調した。

 11日にはサッカーJリーグと連携して設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開かれ、感染症の専門家を交えて対応を協議する。沖縄市をキャンプ地とする広島の鈴木清明球団本部長は「今は、これまで通り(観客あり)でキャンプを考えているが、会議を受けて対応したい」と話した。
(共同通信)