奄美大島で感染急増 人口当たり全国の4倍


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 鹿児島県の奄美大島で新型コロナウイルスの感染者が急増している。4日まで1桁台だったが、13人となった5日以降急増。6日が52人、7日は87人、8日には144人となった。17日までの1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は本紙試算で403人となり、全国平均の92・58人を大幅に上回る。16日現在島内の宿泊療養施設は83床のうち22が埋まり、自宅待機者は470人。鹿児島県内で17日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は123人のうち17人が奄美大島で確認された。

 感染拡大の要因について鹿児島県の新型コロナウイルス感染症対策室によると、年末の帰省と会食とされる。感染対策が不十分な中で会食したケースがあったという。

 奄美大島でコロナ患者を受け入れている病院は県立大島病院など3病院。16日現在、コロナ患者専用の33床のうち22床が埋まっていた。重症者は出ていない。
 (狩俣悠喜)