名護、17日から3回目の大規模接種 65歳以上と医療従事者対象


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 【名護】名護市宇茂佐の北部地区医師会病院は11日、2回目のワクチン接種から6カ月以上が過ぎた名護市の65歳以上の高齢者と医療従事者を対象に、17日から3回目のワクチンの大規模接種を実施すると発表した。接種券が届いた人が対象で、市のホームページで予約を受け付ける。2月5日まで。

 急激な感染拡大で医療態勢が逼迫(ひっぱく)し、行政や民間企業の集団検診の中止も相次いでいることから、1月17日~2月5日の健診業務は停止し、高齢者の間で感染が拡大する前にワクチン接種に注力する。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人間ドックの医師らもコロナ対応の応援に回っており、健康診断業務の一時停止を決めた。

 北部地区医師会の田里大輔・医療連携統括部長は「医療現場が逼迫している。大変心苦しいが、これから高齢者の間でも感染が拡大する可能性もあり、優先順位を考えての苦渋の決断だ」と述べた。健康管理センターの職員らでワクチン接種に当たる。

 平日の午前9~11時半、午後1時半~4時、土曜日の午前9~11時半の接種を予定している。平日は1日に約300人接種可能。

 問い合わせは名護市新型コロナワクチン接種センター(電話)0980(43)5125。