歌える喜びパワフルに! 「OKINAWA AMERICANA」が北谷でライブ


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迫力ある演奏で盛り上げるデイビッド・ラルストン(左)とメリー=北谷町のライブハウスモッズ

 糸満市出身のMERRY(メリー)と、米国出身で沖縄在住のデイビッド・ラルストンによるユニット「OKINAWA AMERICANA(オキナワアメリカーナ)」がこのほど、セカンドアルバム発売記念ライブを北谷町のライブハウスモッズで開催した。歌える喜びに満ちたパワフルなライブで、観客を沸かせた。

 1曲目の「ブルース カム ノッキング」から、ラルストンはギターを激しくかき鳴らし、メリーは三線を手に笑顔をはじけさせた。「クイチャー」では、メリーの歌声に合わせて、観客も「サッサイ」とはやしを返して盛り上がった。ラルストンのボトルネック奏法が光る「イワイブシ」、ギターに重なる三線の音色が心地良い「ザッツ ザ ブルース」と、民謡とブルースの世界を巧みに重ね合わせた音楽で魅了した。

 「オキナワ イズ マイホーム」では、かわいらしい子ども獅子が客席を駆け回り、観客の厄をはらった。アンコールでは、「ノーウーマン ノークライ」と「アメイジンググレイス」が歌われた。「アメイジンググレイス」で、ラルストンは思いを込めるように時折目を閉じ、メリーは手を胸の前で合わせて、祈るように歌い上げた。
 (藤村謙吾)