Jリーグ15チームが沖縄キャンプ ベガルタ仙台がトップ切り始動 練習非公開のチームも


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Jチ―ムトップを切って沖縄キャンプをスタートさせたJ2ベガルタ仙台の選手たち=11日、糸満市西崎陸上競技場(ベガルタ仙台提供)

 サッカーJリーグの15チームが1月から2月にかけて、県内各地でキャンプを実施する。J1は2021年天皇杯王者の浦和レッズなど8チーム、J2はすでにキャンプインしているベガルタ仙台など7チームがリーグ開幕に向けて調整する。県内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、キャンプの中止や練習の非公開を決めるチームもある。

 J2ベガルタ仙台はトップを切って、糸満市西崎陸上競技場で10日からキャンプを始動した。昨季はJ1リーグ19位でJ2降格となった。J1復帰を目指し、2年ぶりの糸満キャンプでチーム力を高める。

 J1昨季王者の川崎フロンターレは24日から恩納村でスタートを切る。県出身のFW知念慶(南風原中―知念高―愛知学院大出)、昨季最優秀選手賞(MVP)と得点王に輝いたレアンドロ・ダミアンらに注目が集まる。

 MF田口泰士(小禄中―流通経大柏高出)が所属するJ2ジェフユナイテッド千葉は1月下旬から沖縄入りし、南城市で練習する。J1浦和は17日から金武町でキャンプを行う。FC琉球から移籍したDF知念哲矢(石田中―長崎総合科学大付高―近畿大出)が新チームでスタートを切る。

 J1から、北海道コンサドーレ札幌の小野伸二、日本代表でFC東京の長友佑都などに視線が集まる。

 セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、ファジアーノ岡山、ヴァンラーレ八戸は沖縄キャンプを取りやめた。J1の名古屋グランパス、ガンバ大阪、FC東京、J2仙台などは練習を非公開とする。

 キャンプ誘致事業を担当する沖縄SVや県の関係者は、キャンプ期間中に一律非公開とする可能性もあることから、事前にチームのホームページなどで練習を公開しているか確認するよう呼び掛けた。

 J1は2月18日、J2は同19日に開幕する。FC琉球は、19日、20日のいずれかにFC町田ゼルビアとアウェーで開幕戦を行う。
 (大城三太)