沖縄47位、最下位脱出の目標かなわず 全国都道府県対抗女子駅伝


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2年ぶりの大会は47位となった沖縄代表チーム=16日、京都市のたけびしスタジアム京都(提供)

 中学生から社会人までがたすきをつなぐ第40回全国都道府県対抗女子駅伝は16日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロで行われ、地元の京都が2時間15分5秒で18度目の栄冠をつかんだ。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、2年ぶりの開催。京都は2020年の第38回大会から連覇となった。2位に福岡、3位には宮城が入った。沖縄(伊波澪、伊野波理桜、親川杏花、仲村奈穂、金城怜海、佐渡山真雅、呉屋優梨愛、生一風花、安里真梨子)は2時間36分24秒で47位だった。

目標かなわず 安里主将「次に」前向く

 目標にしていた最下位脱出はかなわなかった。1区で大きく出遅れてしまった沖縄は最後まで47位から順位を上げられずゴール。それでも2年ぶりの大会でしっかりたすきをつなぎきった。

 高校生3人以上を起用するルールで、9人中5人の高校生を送り出した。エース区間の1区を伊波澪(那覇西高2年)が走り、4~7区を高校生4人でつないだ。8区を任された玉城中3年の生一風花は3キロを10分台と健闘した。

 安里真梨子主将は「直前にメンバー入れ替えもあった。全国が初めての選手も多い中で、仕方がない部分もある。高校生が頑張ってくれた。次につながっていくと思う。一人一人が力を付けていけば良くなっていく」と前を向いた。
 (謝花史哲)


▽成績(1)京都(2時間15分5秒(2)福岡2時間15分25秒(3)宮城2時間15分42秒(47)沖縄2時間36分24秒(伊波澪、伊野波理桜、親川杏花、仲村奈穂、金城怜海、佐渡山真雅、呉屋優梨愛、生一風花、安里真梨子)

【区間記録】
▽1区=6キロ(1)五島(石川)18分41秒(47)伊波22分58秒
▽2区=4キロ(1)柳楽(福岡)12分28秒(46)伊野波14分9秒
▽3区=3キロ(1)岡本(福岡)9分25秒(47)親川11分13秒
▽4区=4キロ不破(群馬)12分29秒=区間新(47)仲村15分25秒
▽5区=4・1075キロ道清(兵庫)12分57秒(47)金城15分22秒
▽6区=4・0875キロ(1)石松(兵庫)12分52秒(47)佐渡山15分28秒
▽7区=4キロ(1)細谷(京都)12分38秒(47)呉屋14分41秒
▽8区=3キロ(1)川西(福岡)9分30秒=区間新(38)生一10分57秒
▽9区=10キロ(1)広中(長崎)31分27秒(46)安里36分11秒