石垣市長選、内原市議が出馬意向 野党分裂か


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内原 英聡氏

 【石垣】2月27日投開票の石垣市長選を巡り、市議会野党会派「ゆがふ」に所属する市議の内原英聡氏(37)は17日、立候補の意向を固めたと発表した。出馬理由について、内原氏は報道陣に「(石垣島への)陸自配備計画の白紙撤回。現行計画は危険すぎる。問題の解決策を打ち出していく」と語った。

 市議会野党は市政刷新で一致する保守勢力と合同で、保守系市議の砥板(といた)芳行氏(52)の擁立を発表している。だが市議の一部が、これまで陸上自衛隊配備計画を容認してきた砥板氏への協力を拒んでいた。市長選は、現職の中山義隆氏(54)も4期目を目指して立候補を表明している。

 内原氏は近く出馬会見を開く予定で、野党分裂の選挙戦が見込まれる。ただ、今後も砥板陣営との対話は継続していくといい、野党候補一本化の可能性は残るとした。

 内原氏は1984年4月生まれ、市石垣出身。法政大院修了。2018年市議選で初当選し、現在1期目。
 (西銘研志郎)