名護・南城市長選、きょうから三日攻防 支持訴え駆ける


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有権者に向けて演説する候補者=19日、本島内

 23日投開票の沖縄県名護市長選と南城市長選は20日から選挙戦終盤の三日攻防に突入する。新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が続く中、両選挙に立候補する候補者は感染対策に気を配りながらも、無党派層の支持獲得へ地域を駆け回り、決戦の日に向けてラストスパートをかける。 

 名護市長選に立候補した新人で前市議の岸本洋平氏(49)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=は19日、市内各所で街頭演説に立ち、SNSで若者向けの配信も実施した。現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=は市議や県議らと市内各地の街頭に立ち、手振りや演説をした。電話による支持の訴えや企業回りに注力した。

 南城市長選は2期目を目指す現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=が街頭演説やSNSで若者と意見交換を重ねるなど票の上積みを図る。返り咲きを目指す前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=は早朝から交差点に立ち手振りや演説、電話などに力を入れ支持の拡大につなげている。(長嶺晃太朗まとめ)