南城市の選挙公報に誤記 選管、古謝さんに謝罪


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誤字脱字や候補者名の文字のフォントが変更されて掲載された古謝景春氏の選挙公報

 【南城】南城市選挙管理委員会(照屋盛康委員長)は19日、23日投開票の南城市長選に立候補している古謝景春氏(66)の選挙公報について、古謝氏の選対事務所が提出した原稿と、文字やフォントが異なる選挙公報を発行したと発表した。市選管によると、委託業者が印刷用のデータ作成時に原稿内容を直接入力して、字を誤って記載した。市職員が校正時に気づかず、そのまま発行したという。照屋委員長は「候補者の古謝さんや関係者、有権者に対しておわび申し上げる」と謝罪した。

 選挙公報には、古謝氏の基本政策の中で「先端技術」を「先端儀仏」、「夢と希望」を「夢と希望夢」と記されているほか、候補者名の文字のフォントも原本とは異なっていた。市選管の担当者は「十分なチェックをせず、怠ってしまった。今後は複数の職員にチェックをさせ、再発防止を徹底したい」と陳謝した。

 選挙公報は18日に1万9100世帯に配布している。市選管は、市のホームページに訂正した選挙公報を掲載している。広報車などで市内を回り、有権者にはホームページで選挙公報を確認するよう呼び掛けるという。
 (金城実倫)