市長選の期日前投票 南城で2.2倍、名護は微減 各陣営呼び掛けに躍起


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 23日投開票の南城市長選で、期日前投票が前回2018年の倍以上のペースで進んでいる。一方、投開票日当日より期日前の投票者数が多い名護市長選でも、前回より微減ながら堅調に推移している。新型コロナウイルスの影響で投票率低下が懸念される中、立候補者の陣営は期日前投票が勝敗の鍵を握るとみて呼び掛けに躍起になっている。

 南城市の20日までの4日間の期日前投票者数は7928人。前回の同期間は3570人で、2・2倍に増えた。

 市選管はコロナを踏まえ期日前投票を周知してきたほか、投票会場が前回の旧玉城庁舎から、市中央部の佐敷の新庁舎に変更になったこともあり「(有権者が)足を運びやすくなったのでは」と要因を推測する。

 20日に投票を済ませた女性は「いつも期日前で投票するが、自宅から近くなって便利になった」と話した。

 名護市は20日までに計1万3333人が期日前投票を済ませ、前回の同期間(1万3903人)より570人少なかった。15日時点の選挙人名簿登録者数で計算した投票率は26・4%で、前回比で2ポイント程度の減となっている。
 (當山幸都、金城実倫)


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