OIST学長グルース氏、22年末に退任 2期目途中「長期に携われず」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ピーター・グルース博士

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)は20日、学長兼理事長のピーター・グルース氏(72)が2022年末で退任すると発表した。今月2期目に就任したばかりだった。理事会は27年末までの任期満了を求めていたが、「長期にわたる任務に携わることができない」と本人が判断し、理事会が認めた。

 OIST学長の任期は1期5年。グルース氏は17年1月1日に就任した。退任後はアドバイザーに就任する。整備計画が進んでいる「イノベーションパーク」の開発などに携わる予定。

 グルース氏は1949年生まれ、ドイツ出身。分子生物学者。
 (嘉数陽)