若者への鑑賞券贈呈資金、クラウドファンディングで目標達成 舞台「命どぅ宝」2月公演


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 劇団文化座が2月に開催する舞台「命どぅ宝」の鑑賞券を、沖縄の若者に贈るための資金を集めるクラウドファンディング(CF)が21日までに、目標金額に達した。鑑賞券200枚が県高校文化連盟演劇専門部などを通じ観劇を希望する高校生らに贈られる。CFは締め切られた。

 支援を呼び掛けたレストラン浮島ガーデン店主の中曽根直子さんは「長引くコロナ禍で未来への不安を抱える若者にとって、沖縄の困難の歴史を描いた舞台は生きる力と勇気を与えてくれると思う。多くの若者たちに劇場に足を運んでもらいたい」と感謝した。

 「命どぅ宝」は1956年の米軍による土地接収に反対する「島ぐるみ闘争」が題材。沖縄の日本復帰50年と劇団創設80周年の節目として催される。沖縄公演は2月10、11日に琉球新報ホールで、13日に名護市民会館大ホールで行われる。