コロナ感染、週合計が9週ぶりに減少 沖縄県、減少傾向かは慎重姿勢


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 沖縄県内で22日までの1週間に確認された感染者の合計は、前週比1483人減の8490人となり、1週間合計は昨年11月14日の週以来、9週間ぶりに減少に転じた。県の糸数公医療技監は成人の日を含む3連休について、まん延防止等重点措置や県民の協力で「懸念された感染再拡大はみられていない」と話した。

 22日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は571・67人。600人を下回るのは1月12日以来。

 糸数氏は「検査を受けるべき人が受けられておらず、診断されていない」可能性もあると述べ、減少傾向が続くかは慎重姿勢を示した。

 入院患者のピークは新規感染者が最多となってから「遅れてやってくる」と述べ、病床の逼迫(ひっぱく)は続くとの見通しを示した。

 また、糸数氏は「メカニズムを説明するのは難しい」としつつ、これまでの経験から感染が立ち上がるスピードと、減少するスピードは「同じような形をたどった」と指摘。減少傾向に入った宮古島市の状況を見守る考えを示した。

(知念征尚)