「テレビの音も聞こえない」普天間にオスプレイなど3機飛来 最大100デシベル超え


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米軍普天間飛行場に飛来している海軍の垂直離着陸輸送機CMV22オスプレイ2機=23日、宜野湾市内

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に22日午後、海軍の垂直離着陸輸送機CMV22オスプレイ2機や、空軍の大型輸送機C17グローブマスター1機といった外来機の飛来が相次いだ。C17が同日午後7時ごろ着陸した際、県と宜野湾市の騒音測定では上大謝名区で最大100.7デシベルの騒音が発生した。

 また常駐のMV22オスプレイなどが同日、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時を超えて夜間飛行した。同区で午後10時24分に90.6デシベルの騒音が発生した。100デシベルは電車通行時のガード下、90デシベルは騒々しい工場内の音に相当する。

 C17は23日にAH1Z攻撃ヘリを積み込み、同日午後6時ごろ離陸した。市の基地被害110番には市民から「不快だ。会話やテレビの音も聞こえず、支障を来している」と騒音の苦情があった。
 (金良孝矢、写真も)