北部基幹病院「早期開院を」2年遅れに関係者 万全な整備に理解も


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 【北部】「公立沖縄北部医療センター」(北部基幹病院)の開院時期が2026年度から28年度に遅れることについて、関係者からは引き続き早期開院を求めつつ、万全な整備ができるよう理解を示す声もあった。

 北部基幹病院の整備推進を公約に掲げ、23日に再選した名護市の渡具知武豊市長は「一刻でも早い医療体制の整備が必要だ。なぜ遅れるのか詳しい理由を県などに確認したい」と述べた。伊平屋村の名嘉律夫村長は「入院患者らを守るため、免震構造の採用や環境調査などは必要なことだ」と理解を示した。

 県医師会の宮里達也副会長は「これ以上の先延ばしはしないでほしいが、しっかりとした整備は大前提だ」と話した。北部地区医師会の稲嶺盛嗣事務局長は「人材確保など当初の予定通り進められるところは実施していくべきだ」と語った。 (長嶺晃太朗まとめ)