ローソン沖縄と県内3商業高生がコラボ 特産品使ったパン開発 カボチャ、紅イモ、黒糖で3商品


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 ローソン沖縄(浦添市、中西淳社長)は、県内の商業高校生と開発したパンを県内のローソン各店で25日から販売している。名護商工高の「ちぎれる!カボリング」、中部商業高の「紅いもマラサダ」、那覇商業高の「黒糖クリームパン」の3種類で、価格はそれぞれ150円。

 3商品は、昨年10月に行われたローソン沖縄の「第6回商品開発プロジェクト」でグランプリを獲得。生徒らは商品化に向け、同社と開発会議を重ねてきた。

 カボリングは、本島北部地域の特産品であるカボチャの認知度を上げ、後継者不足の解決につなげたいとの思いが込められている。名護商工高の比嘉りあんさんは「栄養たっぷりのカボチャを使用し、おいしくてボリュームも満点」と話す。

 紅いもマラサダは、昨年の開発プロジェクトで中部商業高の先輩が紅イモを使って開発した商品が好評だったため、新たな可能性を引き出した。玉寄愛奈さんは「そのままでも、レンジで温めてもおいしい。二つの食感楽しんで」とPRした。

 黒糖クリームパンは、生地に少し苦みのある胚芽を使い、中の黒糖クリームも甘さを控えめに仕上げた。那覇商業高の平良太耀さんは「小分けしているので、マスクを外す時間も少なくコロナ下でも安心して食べられる」と利点を語った。 (当銘千絵)