【中部】米テキサス州在住のレズリー・アン・ミッチェルさん(49)は、祖父リロイ・ウォレスさんが残した遺品の持ち主を探している。遺品は、1945年ごろに沖縄を訪れたリロイさんが、生前大切にしていた優勝旗。中央に紋章が描かれた青紫色の旗に「美里村農會」と記されている。
祖父リロイさんはノースカロライナ州の出身。米軍に所属していて、45年ごろ沖縄を訪れた。滞在期間など詳細は不明で、87年に70歳で亡くなるまで、滞在中のことについては口を閉ざし、語りたがらなかった。
レズリーさんにとってはガーデニングを楽しむ優しい祖父だった。生前、優勝旗を見せてくれたことがあり、いつも大切にしまっていたという。レズリーさんは「祖父が残した遺品が何なのかを知りたい。もし持ち主がいるのであれば返したい」と、旗がリロイさんに渡った経緯や持ち主に関する情報を求めている。
レズリーさんは、英字ウェブマガジン「オキナワンダラー」を運営する琉球プレス代表の池村純さん(44)に連絡し、経緯を説明した。琉球新報に情報提供した池村さんは「持ち主や関係者の方に、無事戻されることを願っている」と話した。
旗に関して情報を持つ人は琉球プレスのメールinfo@ryukyupress.comまで。または(電話)098(943)6180(平日午前9時半~午後5時半)。
(吉田早希)