確定申告受け付け始まる 感染対策で2週間の前倒し「期限直前の混雑避けて」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
確定申告会場のスタッフとともに、申告手続きを進める来場者ら=1日、浦添市の浦添市産業振興センター結の街

 2021年度分の所得税などの確定申告受け付けが1日、始まった。3月15日まで。感染症対策で会場の密を避けるため、例年より期間を2週間前倒した。申告会場は、那覇と北那覇の両税務署が浦添市産業振興センター結の街で、沖縄税務署はイオンモール沖縄ライカム3階のホールを会場とする。名護、宮古島、石垣の各税務署は署内で申告相談を受け付ける。

 那覇・北那覇税務署管内で申告書の提出のみ人は、サンエー浦添西海岸パルコシティのオレンジゾーン5階で受け付ける。

 パソコンやスマートフォンからe-Tax(電子申告)の利用を推奨している。源泉徴収票の写真を撮るだけでデータが取り込めるなど、手続きの煩雑さも改善されている。

 会場を利用するには、当日配布する入場整理券が必要だが、会場の混雑次第で相談できない場合もあるため、「国税庁LINE公式アカウント」から事前の来場予約を推奨している。当日の会場の混み具合は国税庁ホームページから確認できる。

 例年、期限の最後の1週間に申告者の3割が詰めかけるといい、那覇税務署の宮里真也副所長は「期限間際になると会場が混雑するので早めの申告をお願いしたい」と話した。