FC琉球、今季初の実戦練習 喜名監督「全体的に悪くない」


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大宮アルディージャとのトレーニングマッチで攻め上がるFC琉球の選手たち=2日、八重瀬町の東風平サッカー場

 サッカーJ2のFC琉球は2日、今季初のトレーニングマッチを八重瀬町の東風平サッカー場で行った。J1のFC東京、J2大宮アルディージャとそれぞれ対戦し、新加入選手らが連係を確認しながら試合に臨んだ。開幕戦は20日午後2時から、FC町田ゼルビア(東京)とアウェーで対戦する。ホーム開幕は26日午後3時からタピック県総ひやごんスタジアムでジェフユナイテッド千葉と戦う。

 今季初めての試合でチームの成果と課題を確認した。大宮戦のスコアは45分間で1―2だった。試合に臨んだDFの村瀬悠介は「昨シーズンは出場機会がなかった。今年を勝負の年と捉えている」とレギュラー争いに闘志を燃やしていた。

 喜名哲裕監督は「守備の部分では中盤から奪いにいくなどトライできていた。攻撃はまだまだチーム練習ができていないが、これからパスやポジショニングなど詰めていきたい」とし、「全体的に悪くない。各選手がテーマを持ってしっかりトレーニングできている」と説明した。

 ただ、けが人がいることや、県内外での新型コロナウイルス感染拡大で、チームからも複数人感染者が出ているため、全体練習にも影響が出ている。そんな中、この日は新加入選手らが積極的にコミュニケーションを交わしながらプレーする姿が見られた。

 喜名監督は「明るい選手、プレーの面で遠慮なく相手に要求を伝える選手も多い。今季は過密日程で出場機会が増える選手も出てくる。チーム内の活性化を期待している」と述べた。

 (大城三太)