西崎一文字でチヌ5匹


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19日、西崎一文字の通称ナベ堤で25~35センチのチヌ5匹を釣った川端勝巳さん(GFG沖縄)

 「乗っ込み」とは釣り用語で、魚が産卵期に入って深場から浅場に移動することで、この時期に釣れるチヌを「乗っ込みチヌ」と呼ぶ。この時期のチヌは産卵に備え、餌を荒食いすることが多く、比較的釣りやすく、釣師待望の季節となっている。コロナ前まで毎年多くの釣り大会が開かれていた西崎一文字は、1~3月前半ごろにチヌの数釣りが期待できる。

 1月19日にGFG沖縄の川端勝巳さんから、西崎一文字でチヌが釣れているとの情報が入り、同行取材。川端さんと彼の釣り仲間3人の4人で西崎一文字の通称「ナベ堤」に午前8時に渡った。時折小雨が降る中、釣り開始。コマセをまき、仕掛けを投入するが、付け餌も取られない状況が続き、時折釣れるのは20センチ前後のユダヤーガーラのみ。この日はチヌの活性が低く、海底でじっと動かず餌を食べている状態だったので、ウキにアタリがほとんど出ず、西崎一文字に慣れていない残りのメンバーが苦戦する中、10時20分に野原元輝さんが30センチ前後のチヌを釣り、11時10分に川端さんも35センチを釣り上げた。仕掛けをはわせて、小さなアタリを読み取った川端さんは、その後もコンスタントに25~35センチのチヌを釣り上げ、納竿(のうかん)の午後4時までに5匹のチヌを釣った。西崎一文字のチヌはこれから最盛期を迎える。つりぐのぞうさん(電話)098(995)3117。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

1月24日、石川海岸で56センチ・2.38キロのタマンを釣った喜納星空さん
18日、安謝海岸で38センチ・1.17キロのガラサーミーバイと35.5センチ・0.67キロのチヌを釣った仲里海音さん

23日、宮古島で35センチのイシミーバイを釣った島尻冨美斗さん
22日、志喜屋海岸で77センチ・0.35キロのタチウオを釣った田辺遙真さん(7歳)

22日、糸満海岸で1.38キロのアオリイカを釣った福永慎悟さん
29日、東磯で46.3センチ・1.59キロと44センチ・1.38キロのアーガイを釣った外間修さん

13日、与那原東浜水路でタイワンガサミを釣った島袋愛士さん
25日、本部海岸でアカテンモチノウオを釣った宮城一颯さん

22日、那覇一文字で48.7センチ・1.49キロの尾長グレ他アーガイを釣った新里優真さん
25日、西崎海岸で40センチ・1.17キロと39センチ・1.1キロ、39センチ・1キロのガラサーミーバイを釣った宮城勝弘さん