託児付きコワーキングカフェ誕生 人材紹介コーナーや貸しキッチンも 西原町のソイラボ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【西原】西原町池田のCAFEソイラボが昨年12月、託児付きコワーキングカフェ「ソイラボ+YUIEN(ユイエン)」としてリニューアルオープンした。昨年9月にクラウドファンディングで支援を受けて実現した。店内のオープンスペースにはキッズスペースを設け、同じ空間で母親たちが仕事に打ち込める環境を整えたほか、プライベートスペースも設けた。

クラウドファンディングの支援者の名前を記載した店内の壁の前でリニューアルオープンをPRするママモネの(右から)瑞慶覧麻沙美さん、知念奈々さん、知念華子さんと子どもたち=西原町池田のソイラボ+YUIEN

 子育てに特化した情報を発信する合同会社pananuma(パナヌマ)が手掛ける「沖縄ママコミュニティ mamamone(ママモネ)」が運営する。

 ママモネは、ママと地域社会と企業のハブ拠点となる託児付きコワーキングカフェを目指しており、オープンから1カ月の間に、子育て中の母親を対象にSNSを活用した勉強会やワークショップなどを開催した。

 特定の店舗を持たずに活動する人などのために店内のキッチンを貸し出す「チャレンジキッチン」も始めた。ステップアップや起業を目指す人、趣味を広げたい人を応援するさまざまな企画を打ち出している。店内にはフリーランスの人材を紹介するコーナーを設け、来店者の人脈づくりを後押ししている。

 カレーライスを200円で販売し、そのうちの100円は子どもたちが無料で食べられる「みらいチケット」に充てる仕組みを始め、支援の輪が広がっているという。

 同社代表の知念奈々さん(36)は「ママコミュニティの横のつながりをそのまま残して仕事にフォーカスし、ママを応援していきたい」と話した。同社の瑞慶覧麻沙美さん(36)は「引き続き県産野菜や大豆を使った体に優しい食事を提供していきたい」と語った。

 予約や問い合わせは(電話)090(5061)9551(知念奈々さん)。

 (中川廣江通信員)