岩国所属F35が普天間飛行場に飛来 最大騒音114・4デシベル 


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米軍普天間飛行場から離陸する岩国基地(山口県)所属のF35B最新鋭ステルス戦闘機=4日午前11時ごろ、宜野湾市内(金良孝矢撮影)

 【宜野湾】山口県の岩国基地所属のF35B最新鋭ステルス戦闘機2機が4日午前10時すぎ、宜野湾市の米軍普天間飛行場に飛来した。県によると、普天間飛行場の南側にある上大謝名地区で午前10時10分、最大114・4デシベルの騒音が発生した。市には市民から「振動がすごくて生活が脅かされている」などの苦情が3件寄せられた。

 110デシベルは前方2メートルにある自動車のクラクション音に相当する。F35は普天間飛行場で給油後、午前11時ごろ北側向けに離陸した。県によると、上大謝名や北側の新城、野嵩の3地区で106~108デシベルの騒音が記録された。100デシベルを超える騒音は計5回あった。

 市は沖縄防衛局に外来機の飛来禁止と市民生活への配慮を申し入れた。

 (金良孝矢)