U-18島唄者コンテスト 池田さん(岡山市)が最優秀賞


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「とぅばらーま」を歌い、最優秀賞に輝いた池田陽生さん=5日、浦添市の国立劇場おきなわ小劇場

 第5回U―18島唄者コンテスト(県文化協会主催、市町村文化協会・琉球新報社共催)が5日、浦添市の国立劇場おきなわ小劇場で開かれた。昨年12月に開催された予選を通過した14~18歳の15人が出場し、「生(ん)まり島(じま)」をテーマに、しまくとぅばのスピーチと歌を披露した。最優秀賞に岡山市の岡山学芸館清秀中3年の池田陽生(ひなせ)さん(15)が輝いた。

 池田さんは八重山民謡を弾いていた父親の影響を受け、小学5年から八重山民謡の大工哲弘さんが会主を務める三線教室の岡山支部で学んでいる。

 八重山の代表的な叙情歌「とぅばらーま」を郷愁を誘うように歌い上げた。「八重山のいろんな歌手の音源を聴き、音の抑揚などを意識して練習した。名前が呼ばれて良かった。八重山のとぅばらーま大会に出場したい」と意欲を語った。

 優秀賞は「新デンサー節」を披露した石川高3年の石川未侑さん(18)、奨励賞には「与那国ションカネー」を歌った八重山農林高1年の山田健太さん(16)が受賞した。

 (田中芳)