島を共通課題ごとに分類、取り組みの方向性示す 離島振興計画素案まとまる 


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県は4日、離島・過疎地域の振興計画を話し合う「県離島過疎地域振興対策会議」を県庁で開いた。2022年度から10年間の離島振興計画について素案を固めた。指標や条件ごとに離島を分類して共通の課題解決を目指す「グルーピング」の手法を、医療や観光など15分野で取り入れた。

 医療のグルーピングでは医療施設の有無で二分し、施設がある離島をさらに種類や運営主体で4グループに整理した。

 観光のグルーピングでは、各島がどの程度、観光に特化しているかの指数と入域観光客数を掛け合わせ、4グループに分けた。分類したグループに対応するよう、それぞれに合った取り組みの方向性を示す。

 県は今月中旬にも素案に対するパブリックコメント(意見公募)を予定している。県民意見を取り入れた後、4月にまとまる沖縄振興計画を踏まえ、5月以降に離島振興計画を正式決定する。

 (明真南斗)