24時間いつでも本を借りて読める 浦添で電子図書館スタート


社会
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電子図書館の画面を見る浦添市立図書館のマスコットキャラ「しょこ館長」ことしょこちゃん(同館提供)

 【浦添】浦添市立図書館は1日から、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などから24時間いつでも本を借りて読むことができる電子図書館サービスを開始した。電子図書のサービス提供は県立図書館を含めて11館目。図書館担当者は「子育てや仕事などでなかなか図書館を利用できない人でもネット環境があればいつでも利用できる。コロナで外出もままならない今こそ、気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。

 浦添電子図書館は現在、児童書や料理本のほか、小説や辞典・図鑑、言語学習本など幅広いジャンルから約2千冊を貸し出している。年度内にさらに約1千冊を増やす予定。担当者によると、市立図書館には現在、約33万冊が所蔵されており、次年度以降も電子図書を順次増やしていく。電子図書館は新型コロナウイルス感染拡大で外出の機会が減る中、県内だけでなく全国的にも増えている。

 浦添電子図書館の利用対象は浦添市に在住、在学、在勤の人。図書館利用者カードと、カードに記載されているIDとパスワード(生年月日)が必要となる。カードの発行は図書館カウンターで手続きできる。貸し出し、予約数は3冊までで、貸出期間は2週間。期間を過ぎると自動返却される。https://www.d-library.jp/urasoe/g0101/top/から借りることができる。
 (吉田健一)