「米軍1万人活動」沖縄近海で訓練 2月3~7日、中国を念頭 自衛隊も参加


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 米海兵隊と海軍が2月3~7日、中国への対処を念頭に小規模部隊を分散展開させる新たな「遠征前方基地作戦(EABO)」を含む合同訓練を、沖縄の宮古海峡付近などで実施したことが7日、分かった。自衛隊も参加。米本土拠点の強襲揚陸艦エセックスや海兵隊の即応部隊、第11海兵遠征部隊も展開し、米側だけで1万人以上が活動した。

 訓練名は「ノーブル・フュージョン(気高い融合)」。海軍佐世保基地を拠点とする強襲揚陸艦アメリカでは、ステルス戦闘機F35Bや輸送機オスプレイが離着艦し、海自イージス艦が対空監視に当たった。海兵隊はヘリコプターからロープで海軍の艦船「ミゲルキース」に降り、船内捜索・押収の手順を確認。金武町の米軍ブルービーチ訓練場には海軍ホーバークラフト型揚陸艇が上陸した。
(共同通信)