海外選手向けアカデミー設立 琉球ブルーオーシャンズが来年度方針を発表


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記者会見した琉球ブルーオーシャンズの北川智哉代表(左から3人目)、勝崎耕世コーチ兼アカデミー長(右端)、JSL日本アカデミーの宮里育江校長(左から2人目)、応援アンバサダーの宇水遥佳さん=8日、県庁

 琉球ブルーオーシャンズは8日、沖縄県庁で記者会見し2022年度の活動方針について発表した。「地に足をつけた事業展開」をテーマとし、4~9月に県内外で試合を開催し、10、11月にはアカデミー生を中心としたリーグ戦を行う予定。

 海外の若手選手を中心に50人ほど受け入れるアカデミーの設立について北川智哉代表は「各国リーグが、沖縄で若手選手をスカウトできるような環境を目指す」と述べた。

 台湾や韓国を中心にアジア各国から選手を募り、語学習得と合わせて、育成プログラムを組む。今回提携したJSL日本アカデミー(浦添市)が日本語などの語学教育を担う。

 チームは昨年10月、元ヤクルトの比屋根渉ら15選手が9月いっぱいで契約満了となったことを発表していた。北川代表は「現時点で20選手とプロ契約している。昨年は28選手がいた。残り8人の枠はアカデミー選手枠としてあえて空けている」と説明した。

 現在は選手が各自でメニューをこなし、4月の本格始動に合わせて調整しているという。応援アンバサダーにミセスSDGsジャパンの宇水遥佳さんが就いた。
 (大城三太)