米軍普天間飛行場周辺で有害な有機フッ素化合物「PFOS」などが高濃度で検出されている問題で、県は8日、汚染源を特定するため、2022年度に初めて周辺のボーリング調査をする方針を明らかにした。
県によると、複数箇所で地質や地盤を調べ、地下水位を測定。立ち入り調査ができない飛行場内の地下水の流れを推定する。
飛行場下流側の川や湧水では、日本の暫定指針値を超えるPFOSなどが検出され、県は泡消火剤などに由来する物質が飛行場内で地下に浸透し、地下水によって下流に到達するとみている。専門家会議で、ボーリング調査の必要性が指摘されていた。
(共同通信)