那覇軍港訓練、夜間も示唆 米海兵隊 オスプレイ連日飛来


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施設内に着陸したMV22オスプレイから降り立つ武装した米兵ら=9日午後4時9分、那覇市の米軍那覇港湾施設(ジャン松元撮影)

 在沖米海兵隊は9日、8日に引き続き沖縄県の那覇港湾施設(那覇軍港)で非戦闘員避難などの訓練を実施した。9日は米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが2回飛来し、兵員の輸送が確認された。一方、在沖米海兵隊は9日、本紙取材に対し「訓練はシナリオに沿って行う。夜間や早朝に動きがある可能性がある」と説明した。訓練の詳細は明らかにしていないものの、夜間や早朝にも訓練が実施される懸念も出ている。 

 オスプレイは9日午後3時ごろ、午後4時ごろの2回飛来した。基地内の建物を大使館に見立てた警護とみられる訓練も8日に引き続き実施した。国道332号沿いからは銃を持った隊員らが警戒に当たる様子が確認された。9日は夜間の訓練は確認されなかった。 在沖米海兵隊は、県内に配備されていないCH47大型輸送ヘリの使用について「予定変更で使用しない」とした。(塚崎昇平まとめ)