ガソリン5週連続値上がり 全国171円20銭 沖縄は175円60銭


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 経済産業省が9日発表した7日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週調査と比べて30銭高い1リットル当たり171円20銭だった。値上がりは5週連続。1月27日に価格抑制の補助金制度を発動して以降も2週連続で上昇した。沖縄は40銭高い175円60銭となり、4週連続で値を上げている。補助額を今月10日の卸売り分から上限の5円に引き上げることも発表したが、原油価格の上昇に追い付かず、来週も小幅な値上がりが見込まれている。

 こうした状況を受け、政府は追加対策の検討を本格化させる。岸田文雄首相は8日に追加対策の検討を指示しており、10日にも関係閣僚会合を開く方針。現行の補助金や業種別の支援制度などの効果を検証し、拡充を含めて対策を検討する。7日時点の小売価格は32道府県で値上がりした。
(共同通信)