フカセ釣師憧れの対象魚の中でも一番人気の尾長グレ。沖縄ではなかなか釣ることができないとされていたが、ここ数年あちこちのポイントで釣れるようになった。今年は特に絶好調で「クイシ」を代表とする辺戸岬周辺の荒磯では、1人で数匹の尾長グレが釣れることも珍しくない。
釣歴30年の後原優二さんは、1月26日に47・5センチの尾長グレを釣り上げることができた。さらに尾長グレを釣ろうと2月2日午前6時ごろから竿(さお)を出したが、波が高く、安全な高い所から竿を出し、グルクンなどを釣っていた。
午後になり潮が引き始めると釣座に波が上がって来ないようになり、ポイントに降りることができた。コマセをまきながら海面を見ると、サラシの下に尾長グレの群れがいるのが見えた。半遊動仕掛けで水面下5メートルほどを流すと尾長グレが次々にヒット。午後2時から3時までの1時間で、48センチ、1・4キロを筆頭に7匹の尾長グレを釣ることができた。尾長グレ釣りで使った道具は次の通り。
タックル・仕掛
▽竿・ファイアーブラッドワイルドゲーム
▽リール・BBXテクニューム3000
▽道糸・VARIVASフロート3・5号
▽ハリス・VARIVASゼロハリス5号
▽ウキ・ガルツ暁B
▽針・真鯛王6~7号
磯靴・ライフジャケットは必ず着用し、安全に釣りを楽しもう。
(沖縄おきなわ釣王国社 仲栄真修)