復帰50年「沖縄に平和創造拠点、念頭」自民が記念事業に向け委員会


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自民党本部(資料写真)

 【東京】自民党沖縄振興調査会(小渕優子会長)は10日、党本部で非公式の会合を開き、沖縄の日本復帰50年の記念事業に向けた委員会を立ち上げた。県が沖縄と東京の2カ所での開催を目指す5月15日の記念式典に向けた最終調整を行うほか、経済団体や野党など関係各所と連携し、新たな復帰記念事業の立ち上げも検討する。

 会合の出席議員らによると、委員長に小渕氏、事務局長に国場幸之助衆院議員、幹事長に有村治子参院議員の就任も決まった。今後、委員会が中心となって党内の調整を進め、5月15日の記念式典など、沖縄の日本復帰50年の関連事業を進めていくとしている。

 記念式典については、早ければ来週にも謝花喜一郎副知事が上京し、松野博一官房長官に記念式典の東京、沖縄での開催を正式に要請する。

 国場氏によると、記念事業については、米ハワイ州の「東西センター」を参考にした独立研究機関を創設する計画などが浮上している。国場氏は「『平和創造拠点』として世界に発信できる拠点作りが念頭にある」としている。

 (安里洋輔)