スマホと人権侵害、動画で発信 宜野湾市が公開、せやろがいおじさんの対談も


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宜野湾市制作の動画で対談する高宮城修さん(左)とせやろがいおじさん(動画より)

 【宜野湾】宜野湾市市民生活課は、インターネット上の会員制交流サイト(SNS)などの人権侵害をテーマにした動画を制作し7日、市ホームページや動画投稿サイトのユーチューブで公開している。動画は子どものスマートフォン利用の注意点を解説し、大人も子どもと一緒にスマホの活用法を学ぼうと呼び掛けている。動画の第1部は小中学生向けで、「子どものスマホ・スマイル協議会」代表の高宮城修さんがネットやスマホのゲームで、トラブルに巻き込まれない付き合い方を講話している。第2部は保護者向けで、ユーチューバーでお笑い芸人の「せやろがいおじさん」と高宮城さんが子どものネット環境について対談する内容となっている。高宮城さんは動画の中で「ネット社会の人権教育という視点をつくっていかないといけない」などと話した。

 動画の作成は地域人権啓発活動活性化事業を活用した。市民生活課は取材に「IT社会が進んで人権も多様化し、常に勉強していかないといけない」と述べた。動画(https://youtu.be/3L-kJ-wGWxA)はDVDにして市内の全小中学校にも配布する。

(金良孝矢)