120cm巨大かご!サーターアンダギー1000個入ります 沖縄「北谷竹細工」


社会
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通常サイズの作品を中に入れ、巨大サギジョーキを紹介する津嘉山寛喜代表=4日、沖縄市八重島の「北谷竹細工」

 【沖縄】沖縄市八重島の「北谷竹細工」代表の津嘉山寛喜さん(72)が県内最大級の巨大サギジョーキ(蓋つきかご)を制作した。

 沖縄唯一の竹細工職人で県認定工芸士の津嘉山さんは通常45センチほどのサギジョーキを、直径1メートル20センチ、高さ1メートル20センチのビッグサイズに仕上げ、サーターアンダギーが約千個入る大きさ。真竹を使用した作品は曲線部分を曲げるのに手がかかり、研修生と共に2カ月間を要して編み上げた。

 昨年の巨大なウミディール(魚を入れるかご)に続いて制作した巨大竹細工シリーズで、観光施設などにリース契約で貸し出す。

 津嘉山さんは「ホテルのロビーや店舗のオブジェとして、復帰50周年を迎える沖縄の伝統工芸文化を紹介してほしい」と話した。

 今年制作したホームページやSNSのURLを読み込む竹細工QRコードは企業から注文が多く、巨大竹細工シリーズと合わせて活用してほしいと呼び掛けている。問い合わせは北谷竹細工(電話)098(937)1474。

 (喜納高宏通信員)