ソフトテニス中学新人団体 女子は東風平、男子は玉城がV


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 ソフトテニスの第66回中学校新人大会第1日は11日、那覇市の奥武山庭球場で団体戦が行われた。予選トーナメントを勝ち上がった4校で決勝リーグを行い、男子は玉城が3連覇を達成した。女子は東風平が2連覇した。いずれも3戦全勝だった。12日は同会場で個人戦が行われる。


女子・東風平 ミスなく安定
 

東風平―大宜味 ショットを放つ東風平の伊芸美桜(奥)と構える知念歩美=11日、那覇市の奥武山庭球場(大城三太撮影)

 2勝同士で並んだリーグ最終戦。東風平が大宜味を退けて連覇をつかんだ。第2マッチの知念歩美・伊芸美桜がミスの少ない安定感のある試合運びで勝利。それぞれが役割を果たした。知念は「サーブの調子が良かった。後衛の美桜が強いクロスを打って、私が前で緩いボールを仕留めることができた」と達成感をにじませた。

 1―1と並び、勝負を託されたのは第3マッチの金城朱里・宮里愛凛。前衛の金城は「ボレーをちゃんと決めることができたし、楽しむことを心掛けた」とプレー中も笑顔を絶やさなかった。宮里は「追い込まれた時も攻めて、打ち返すことができた」とショットがさえた。

 チームは、速いテンポで試合を優位に進め、甘い球を狙って得点につなげるスタイルを目指す。宮里は「相手が苦手なコースや空いたスペースをどんどん狙えるようにもっと技術を磨きたい」と成長を誓った。

 (大城三太)
 


男子・玉城 諦めず底力で逆転
 

玉城―名護 果敢に攻める玉城の西田雷牙(手前)と知念優毅

 昨年覇者の玉城と2位名護の対決。最終マッチ、玉城の西田雷牙・知念優毅が劣勢からの逆転で勝利をつかみ、3連覇を達成した。踏ん張りどころで諦めず、底力を発揮した。

 リードされる展開が続いたが、後半はコンビネーションとショットの精度がさえ、相手を崩すことに成功した。

 後衛の知念が左右に揺さぶるショットで相手を動かし、徐々にミスを引き出した。前衛の西田は虎視眈々(たんたん)とチャンスをうかがい、ネット際のジャンピングショットなどで得点を重ね、勝利を呼び込んだ。

 (大城三太)