サトウキビ豊作、安全な航行願い 南大東で初荷式


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クレーンで船に積載される原料糖(粗糖)の初荷=南大東村

 【南大東】今年1月17日にサトウキビ操業を開始した大東糖業南大東事業所(沖山龍嗣社長)は2021~22年の原料糖の初荷式を8日、南大東村の北港で行った。原料糖(粗糖)は、初荷を掲げた10トンダンプで工場から港まで次々と運ばれホッパーに移されクレーンで大峰山丸に積載された。

 今回の1千トンの原料糖は千葉県市原市で荷揚げされフジ日本精糖に出荷される。2月7日までのサトウキビ買上量の累計は1万9千トン。今期買入量見込みは7万8千トン、ここまでの平均買入糖度は15・4度と好調で、歩留や産糖量も好成績が期待され、期間中8回の出荷を見込む。初荷式に参列した大東糖業、県JA南大東支店、村役場、生産者代表、関係者とともに無事故で安全な航行を願った。

 (池田羊子通信員)