「ちむどんどん」プロジェクト大使にガレッジセール川田さん 鶴見の魅力発信


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
アンバサダーに就任した川田広樹さん(左)と下里優太実行委員長=15日夕、横浜市の横浜・鶴見沖縄県人会館

 【神奈川】沖縄県出身者が多く住む横浜市鶴見区の魅力を発信しようと、お笑いコンビ「ガレッジセール」の川田広樹さんが15日、「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクトの公式アンバサダーに就任した。同日、就任式が横浜・鶴見沖縄県人会館で行われた。

 川田さんは「鶴見にはたくさんの『ちむぐくる』が残っている。南米からの県系2、3世もいて、チャンプルー文化も根付いている。そういったことを伝え、復帰50年を含めて盛り上げていきたい」と語った。

 川田さんは上京した約25年前から、本格的な沖縄料理を求めて鶴見に通っていたことを明かし、「ディープな方言が聞け、沖縄の深いところが残っている。ほっこりする」と魅力を語った。

 「ちむどんどん」横浜鶴見プロジェクトは、4月からのNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」の放映を機に、舞台の一つとなる鶴見区を発信していくのが目的。横浜・鶴見沖縄県人会や商店街、鶴見区でつくる実行委員会が昨年12月に結成された。

 川田さんは「ちむどんどん」出演のほか、鶴見を舞台にした映画「だからよ~鶴見」の主演を務めるなど関係が深いことから今回の起用となった。任期は来年3月まで。動画やSNS、イベントなどを通してその魅力を発信していく。 (問山栄恵、写真も)