「暴言あった」職員7人が証言 豊見城市特別職によるパワハラ疑惑


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 【豊見城】豊見城市の山川仁市長ら市特別職による職員へのパワーハラスメント疑惑を巡り、市議による「実態把握調査特別委員会」(大城吉徳委員長)は14日、職員7人の参考人招致を実施した。「テーブルをたたきながらの暴言」や、人事に関して「飛ばす」という言葉があったなどとする証言があった。

 招致は参考人のプライバシー保護などの観点から、委員以外の市議や報道陣には別室で音声を流す形で実施した。

 パワハラを直接受けたという参考人は、市長が資料を丸めて机をたたきながら叱責(しっせき)してきたと話した。別の参考人は、同僚が市長から「誰が課長にしたと思っているんだ。飛ばすからな。覚悟しておけ」と言われたと語った。

 その他の参考人も人事や業務に関し、他職員とは違い事前報告が無い、不服な評価を受けたなどと語った。法的手段も視野に入れていることを明かした参考人もいた。

 山川市長は委員会の詳細を把握していないとして取材に応じなかった。
 (照屋大哲)